その様々な効果で医療分野でも注目されているゲルマニウム。
引用:HEALTH BEAUTY WELLNESS GERMANIUM ~ゲルマニウムとその使用法~ 監修/立花 庚明(セルフメディケーション研究所所長)
そんなパワーを持つゲルマニウムとはどのようなものなのでしょうか?
ゲルマニウムのことを正しく知るためにも、ゲルマニウムという物質についての基礎知識を紹介します。
ゲルマニウムは温度などのエネルギーで電器の伝導率が変化しやすい物質です。
これは、複雑な装置を使わなくても、物質そのものが電気スイッチとしての機能を持っているということです。
その性質がどのような製品を生み出したのでしょうか?
それまでの真空管を中心とした大型の電気装置は、この性質によって一気に小型化することに成功しました。
ゲルマニウムは電子工学時代の立役者ともいえるのです。
ゲルマニウムを使った製品として有名なのが鉱石ラジオです。
これはゲルマニウムの特性を活かして、受信した電波を電気エネルギーの波長に変えることで、電源が無くても作動するラジオです。
電子工学などで重要な役割をもってきたゲルマニウムですが、近年では同じ半導体であるシリコンやセラミックなどにその位置を取って代わられています。
ゲルマニウムがわずかな条件で特性が変化しやすいのに対し、シリコンやセラミックは電気伝導率を変化させるのにゲルマニウムより遥かに大きい電圧やエネルギーを必要とします。
これは一見ゲルマニウムのメリットのようにも見えますが、複雑化する電子工学においてゲルマニウムのゆらぎやすい特性は不安定で使い難いものになってしまったのです。
その為、状態が安定しやすいシリコンなどが台頭し、電子工学で主役となれなかったゲルマニウムは医療の分野で注目されるようになりました。
工業製品のように大量のエネルギーを持たない人体にとって、少量のエネルギーでも反応するゲルマニウムは最適な素材なのです。
↓↓↓
<ゲルマニウムって何③>